こどもの日に忘れてはいけないのが柏餅。
毎年、こどもの日が近くなるとお店にも並びます。
それで季節を感じる人も、居るのではないでしょうか?
今回は、そんな柏餅の葉っぱに焦点を当ててみたいと思います。
どうして柏餅は、柏の葉っぱで包むのでしょうか?
柏餅の葉っぱには、どんな意味があるのでしょうか?
また、柏餅の葉っぱは食べることが出来るのでしょうか?
柏餅の葉っぱにはどんな意味があるの?
柏餅は柏の葉っぱで包んであります。
モスグリーンのちょっと産毛のあるはっぱ。
いい匂いもしますよね。
では、どうして柏餅は柏の葉っぱで包むようになったのでしょうか?
柏餅を包んでいる柏の葉っぱには、いくつかの意味があります。
・柏は子孫繁栄の象徴だから
・柏の葉っぱの形が柏手に似ているから
・柏の葉っぱは神様のお皿だったから
・抗菌作用があるから
などです。
子孫繁栄の象徴だからというのは、いかにもこどもの日に食べる柏餅ならではの意味という感じがしますよね。
柏という木は、落葉樹に分類されます。
落葉樹というのはご存知の通り、冬になると葉っぱが落ちる木のことですよね。
しかし柏の木は少し変わっていて、落葉樹なのに葉っぱが冬になっても落ちません。
枯れた葉っぱは木にとどまってそのまま春を待ちます。
春にはもちろん、新芽が出ます。
柏の木には、古い葉っぱと新しい葉っぱが混在するようになるのです。
このことから、「お家が絶えることなく繁栄していく」という意味につながったんだそうです。
柏餅の習慣を始めたのが、男子直系がメインだったお武家さんだということですから、柏が選ばれたのも納得ですよね。
また、柏の形が柏手に似ているというのもあります。
柏手というのは、神社やお寺で「パンパン!」と手を鳴らすアレです。
柏がその形に似ていることから、神様と通じることが出来る。
転じて、神様のご加護をいただけるものの象徴だという意味になったそうです。
昔、神様の器だったのも柏。
確かに固いしいい匂いもするので、お皿にするのはイイかも!
昔というのは「縄文時代」とかくらいの昔です。
確かに…使われていそうな感じですよね。
その他にも、柏の葉っぱには殺菌効果や防腐効果があると言われています。
だから柏餅を柏の葉っぱで包んだ!というのはちょっと眉唾ですが。
疫病が流行っていた時代では、「柏餅を食べた子だけ疫病にならないぞ!」的な感じになったのかもしれませんね(笑)
ちなみに今現在、柏餅の葉っぱは基本的に中国や韓国から輸入しています。
柏餅の葉っぱは食べても良いの?
柏餅の葉っぱを食べていいのか問題。
毎年ありますよね(笑)
柏の葉っぱは、かなり固いです。
食べてもおいしくありません。
桜餅のように、美味しく塩漬けにもなっていません。
(桜の葉っぱも、美味しくするために塩漬けしてるんじゃないんですけどね!)
食べていいのかという質問に対しては、「食べれるなら食べてもOKだけど自己責任」だとお答えします。
食べる人も居るんだそうですよ!
最近では、葉っぱも高いのでビニールに印刷した柏で巻いて売っているお店もあるようです。
食べてもいいけど自己責任…と濁したのにはわけがあります。
柏の葉っぱは、実は食べるための処理をしていません。
美味しく食べる前提のものではなく、防腐剤や香りを付ける目的でつけられています。
また、先ほどもお話したように葉っぱは中国産がほとんどです。
国産の柏を使っています!なんてのはほとんどお目にかかりません。
一応、食べ物を包むということで農薬などの検査はしているようですが…。
なんとなく不安になりますよね。
ちなみに、柏の葉っぱは食べてもおいしくありません。
かなり固いですし、葉脈もしっかりしています。
味は青臭い感じ。
(私は食べたことがあります)
青汁…をひどくしてる感じです(汗)
柏餅の美味しさが、全部なくなるくらいのテイストです(笑)
このことからも柏餅の葉っぱは食べてもいいけど、自己責任でね!という話になりました。
柏の葉っぱは漢方になってる?
どんなにマズいものでも、薬にしてしまう漢方(←失礼!)
柏の葉っぱも漢方になってそうですよね!
ということで調べてみると…、「アカメガシワ」というものは漢方薬になっていました。
食品としても、基準に入っている植物です。
便秘の解消などに、効果があると言われています。
しかしアカメガシワは、「柏餅の葉っぱのように食べ物を包むから」という意味で「カシワ」という名前がついている植物。
柏餅の柏とは、別のものなのかもしれませんね。
柏自体には防腐効果や抗菌作用があるのですが、食べることによって得られると考えるのは少し微妙な気がします(笑)
柏餅の葉っぱの意味まとめ
柏餅の葉っぱの意味や、食べられるかどうかの問題を見ていきました。
柏餅の葉っぱは、食べていいのかという話はきっと話題になると思います!
そんな時は、今回読んだことを参考にお話してあげて下さい。
今年の柏餅は、今までとは違った見方で食べることが出来るかもしれませんね☆
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