DIYや工作など、気軽に使うことができるようになっているアクリル絵の具。
最近では、100円ショップでも購入することができますよね。
ということで、使ってみたことがあるという人も多いのではないかと思います。
(中学校や高校でもアクリル絵の具を使いますよね)
アクリル絵の具で工作を楽しんだ後、ふと気になるのが「このアクリル絵の具が混ざった水は流していいの?」ということではないでしょうか?
アクリル絵の具が入った水は水彩の時と違って、少し固形物(砂のような絵の具のかけら)が入っていたりします。
普通に下水管に流したら、詰まってしまうのではないかと不安になりますよね。
ということで、今回はアクリル絵の具を使ったときの水の捨て方についてしらべてみました☆
アクリル絵の具が混ざった水の捨て方は!?
アクリル絵の具を学校で使ったことのある人は、その水をどうしていたか覚えていますか?
基本的には、美術室の水道で洗い流していたと思います。
その際には、特別な浄化槽などがあったのか…?
学校ではともかく、家では流していいのか気になりますよね。
アクリル絵の具のメーカーの一つであるホルベイン。
そのメーカーさんによると、下水に流してもOKだそうです。
下水というのはそのまま流すと、水とそのほかの汚泥に分かれていくそうです。
そして汚泥は焼却処分をします。
つまり砂のようになったアクリル絵の具は汚泥としてたまり、焼却処分されるということになりますね。
ということで、下水に捨てても大丈夫だと言いうことになります。
下水道がないというケースはあまりないでしょうが、もしもない場合は一日くらいアクリル絵の具の水を放置して絵の具成分を沈殿させると良いそうです。
そして上澄みの水だけを捨て、沈殿物は乾かして燃えるゴミに出せばいいそうです。
ちょっと面倒くさいですが、土に染み込ませる(庭に捨てるとか)は一番NGな方法です。
土も汚れますし、そのまま川や地下水に流れ込んでしまうと、それこそアクリル絵の具で汚染されてしまいます。
アクリル絵の具が入った水を水道に流したら詰まるの!?
アクリル絵の具を頻繁に利用するという場合は、下水管のつまりが心配ですよね。
水道に、アクリル絵の具が入った水を捨てたら、詰まるということはないのでしょうか?
調べた範囲では、アクリル絵の具で下水が詰まったという話はありませんでした。
美大の近くで油絵をたくさんの人が描いたとき、それが蓄積されて流れが悪くなったという話はあります。
しかし、一般家庭で流す分には「美大の」「油絵具を」「何年もかかって詰まる」ような状態になるというのは考えにくいですね。
洗面所などには、排水をするときにトラップがあります。
虫などが上がってこないように、Uの字をしたものがついているんです。
この、Uの字の下の部分に水が溜まって虫が逆流してこないようにしているというものです。
もしも、下水管がアクリル絵の具で詰まるとしたらこのUの字の下の部分になると思います。
しかし、アクリル絵の具は固まってしまったとしても砂粒レベル。
大きくても小石程度でしょう。
それが、大量に蓄積されるというのは考えにくいですよね。
また水を流していれば、その部分にたまってしまったものも、水と一緒に流れていくようになります。
ということで、あまり蓄積されないのではないかと思います。
あまりに気になるようでしたら、アクリル絵の具の水を流した後で
・パイプユニッシュをしておく
・洗面台にいっぱいの水をためて一気に流す
などの方法を取っておくとつまりの予防になりますね。
アクリル絵の具の混ざった水は有害じゃないの?
アクリル絵の具は、有害であるというはなしを聞いたことがあると思います。
実際にアクリル絵の具のチューブを見てみると「有害」と書いてあるものもありますもんね。
このまま流していいものか、と捨て方に気を遣ってしまうかと思います。
アクリル絵の具には、APやCLなどの文字が書いてある場合があります。
APは有害ではないもの、そしてCLは警告の意味です。
警告とは
・子ども
・ハンデがある人(肉体的や精神的に)
・注意文を知ることができない人
には扱わせないというものです。
アクリル絵の具の黒などは×マークやどくろマークが書いてある場合もありますね。
またカドミウムを利用しているものもあります。
そのような場合はティッシュでふき取って捨てるなど、水として捨てる以外の方法を取るといいと思います。
最初からパレットは、飲んだ後の牛乳パックを洗って開いて使う!なんて言う方もいますね。
水と一緒に流してしまうこともできなくはないのですが、環境や下水管のことを考えると、有毒なものを流すのはちょっと考えたほうがよさそうですね。
アクリル絵の具の混ざった水の捨て方まとめ
アクリル絵の具の混ざった水の捨て方。
普通に、下水に流しても大丈夫だと知って安心した方も多いかと思います。
でもふき取る、燃えるごみとして出すなどの他の方法を取ることもできるんですね。
環境に配慮しながら、楽しくアクリル絵の具を利用していけるといいと思います。
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