幼保無償化が2019年の10月から開始されましたね。
この制度によって、幼稚園や保育園に通う子供の利用料がかなり助成されます。
しかし、無償化と謳っているのに有料になっているものもあるんです。
それが「給食費」です。
今回はこの給食費にスポットライトを当ててみたいと思います。
給食費だけ無償化対象外というのはどういうことでしょうか?
幼保無償化でも給食費は対象外!?
幼保無償化はうれしいけど、実費のものもありますよね。
幼稚園でいうと教材費や施設費、PTA会費にバス代は幼保無償化の対象外になっています。
そんな中、給食費でさえも幼保無償化の対象外だという話を聞いたことがありませんか?
給食費だけ保育料と切り分けて考えるだなんてちょっとおかしいですよね。
でもこれ、実は本当の話なんです。
2018年の12月28日に閣議決定しました。
(かなりギリギリですよね!)
今までは給食費は実費で払っていて、副食費は施設利用料の中に入っているという園が多かったと思います。
ここでの副食費というのは「おやつ、牛乳、お茶」等だそうです。
これが幼保無償化によって、主食費も副食費も実費になるということになっています。
お弁当もちの幼稚園で牛乳だけ園で出ていた!などの場合は牛乳代だけ実費で払わないといけないということですね。
主食費の免除はないのですが、副食費の免除というものがあります。
これの対象になるのは
・生活保護世帯
・ひとり親世帯
・低所得者(年収360万円未満)
だそうです。
今までの制度では生活保護世帯とひとり親世帯だけだったので、対象が拡大されたということになりますね。
給食費だけ実費徴収で考えられる弊害は?
給食費だけ実費だということは、もう決定しているので動かすことが出来ませんよね。
しかし、実費の場合は
「幼稚園は給食だけど、実費になるならお弁当にしたいんだけど?」
「お休みしたときの分の給食費を返して!」
「主食だけ持っていきたいんだけど」
というようなことが要求される可能性がありますよね。
この点に関しては各施設が対応していくようになっているのでしょうか。
また、毎月の幼稚園の月謝の中に給食費も含んでいるという園もあると思います。
この場合の対応は園によって変わってくるので、チェックする必要がありますね。
幼保無償化とは?
幼保無償化ってどういうことなの?ということをおさらいしていきましょう。
幼保無償化は幼稚園や保育園に通っている子どもの施設利用料を一定の額で助成するというものです。
詳しく見ていきましょう。
3歳~5歳までの子どもの保育料が無償化になります。
これは認可保育園に通っている子ども、認定こども園の子ども、そして子育て支援新制度の対象になっている幼稚園に通っている子どもです。
認可外の保育施設は月に3万7000円までの補助に。
そして子育て支援新制度に非対象の幼稚園は月に25700円の補助が出ることになっています。
また、0歳~2歳に関しては、住民税非課税の世帯のみが幼保無償化の対象になっているとのことでした。
ちなみにですが、幼稚園によっては満三歳入園というものがあります。
これは3歳になった翌日から幼稚園に通うことができるシステム。
幼保無償化はこの満三歳にも適用されます。
満三歳(誕生日の翌日)というのは学年でいうと2歳児クラス。
幼稚園に行くには1年未満ですが早期で、年少組を2回やることになります。
そんな子どもたちも幼保無償化の恩恵にあずかれるというわけです。
ありがたいですよね!
幼保無償化の恩恵を受けるには申請が必要です。
手続きは基本的に幼稚園や保育園などを通して行うことができます。
助成される金額がかなりのものになりますので、確実に申請していきたいですよね!
ちなみに今まであった「幼稚園就園奨励金」というもの。
世帯年収によってかなりの額が助成されていましたね。
残念ながらその制度はなくなるそうです。
ママ友の話だと、幼保無償化と幼稚園の就園奨励金は計算したらトントンになるくらいだよ~とのことでした(笑)
幼保無償化にしたことで、対象が全子育て世代に広がったということが、今回の幼保無償化のキーになっていますね。
幼保無償化でも給食費は対象外まとめ
いかがでしたでしょうか?
給食費だけ実費となると、どうなるのか不安ですよね。
食材によっては毎月金額が変わったりもするのでしょうか?
また食材が高騰したとき(野菜とかたまに高騰しますよね)などはどう対応するのでしょうか?
幼保無償化の給食費に関してはまだまだ議論の余地がありそうですね。
10月から半年ほど、制度を施行したあと、また給食費に関しては幼保無償化の対象になるなど、国の対応が変わってくるかもしれません。
利用している施設を通してお知らせが来ると思いますので、しっかりとチェックしていきたいですね☆
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