もうすぐ卒園式!となると保育園や幼稚園には袴の業者からカタログが届くことがあります。
特に、卒園児を担任している場合はほぼ、先生は袴で卒園式に臨むと思います。
では、どうして先生は袴で卒園式に出るのでしょうか?
今まではなんとなく袴かな~と考えて袴を着ていた人も一度、考えてみましょう☆
それと併せて、卒園式は袴ではなくても大丈夫なのか?袴を着た時のふるまいはどうすべきか?についてもお話していきます。
卒園式で先生が袴を着るのはなぜ!?
先生だけ袴でなんだか浮いている気がする。
周りの先生が袴だからなんとなく着ているけど、どうして袴なの?
そんな思いがある先生もいるかと思います。
なぜ、先生が卒園式で袴を着るようになったのでしょうか?
卒園式というのは園の行事の中でもかなり大事な、そして正式な式典に当たります。
ということで、礼装で臨むというのが基本です。
また、可愛い園児のために礼装に身を包み礼儀を尽くして送り出したいという気持ちを表すために袴が選ばれるようです。
園によっては「卒園式は必ず袴ですよ!」と決まっているところもあるようですね。
ということで、袴を先生が着る理由が「礼装をして、礼儀を持って門出を見送るため」だということが分かりました。
卒園式は袴じゃなくても大丈夫!他にどんな服装があるの?
礼装で臨む…ということならば袴でなくてもいいのでしょうか?
袴は着付けが大変です。
興奮する保育園児と過ごしているうちに、卒園式には着崩れてしまった…なんてこともありそうですよね(汗)
礼装ということで、卒園式には袴でなくてもイイとしている園もあります。
その場合は基本的にスーツになります。
スーツの場合は、春にふさわしいピンクや白などのきれいな色を選ぶようにしましょう。
また、ドレス等の華美なものは避けたほうがよさそうです。
卒園式の主役はあくまでも子どもたちですので、先生があまり華美に見えるのは良くありません。
これはスーツの時もそうですし、袴の時もそうです。
特に袴の場合は柄選びに気を付けましょう。
卒園式に着る袴を選ぶポイントは?
では袴を選ぶポイントも見ていきましょう。
袴、と一言で言っていますが、基本的に上が着物、下が袴になります。
先生にぴったりなのは単色の小振袖か、色無地、もしくは落ち着いた柄の訪問着がイイでしょう。
あまり大きくて派手な柄が入っているものは辞めましょう。
また絣(かすり)の柄は袴にぴったりのイメージがありますが、それは学生向きの衣装です。
辞めておきましょう。
また、振袖ではだめなのか?という点ですが、小振袖の場合はいいのですが、振袖になるとどうしても華やかになりすぎます。
ということで振袖は持っているとしても、着ない方が無難です。
では次に袴のポイントも見ていきましょう。
袴の色は基本的に落ち着いた色にしてください。
緑、紺、紫、茶などの色が落ち着いて見えます。
また、着物の色とトーンを揃えることで清楚に仕上がります。
袴の長さは長すぎても短すぎてもダメなので注意してくださいね。
卒園式で袴を着る時は振る舞いにも気を付けよう!
せっかく袴を着たのに保育中と同じようなふるまい…というわけにはいきませんよね。
ということで、少し気を付けるだけで雰囲気が変わる振る舞いのポイントについても見ていきましょう。
基本は立つ姿勢です。
子どもの名前を呼ぶときなどは立って呼ぶことが多いですよね。
この時はいつもよりも背筋を伸ばして顎を引き、胸をはるイメージで立ってください。
お腹に力が入りやすい立ち方でもあるので、はっきりと子供の名前を呼ぶこともできるようになります。
壇上に上がるときには歩き方もポイントになります。
歩くときは歩幅を小さくしてください。
普段の保育しているときのように歩くと、がさつに見えます(汗)
そして、歩幅は小さいながらもさっそうと歩くように心がけてくださいね。
つま先を少し内側に入れて、内股で歩くようにするだけできれいに見えますよ。
そして、先生は座るという動作も見られていますよ。
いつものように椅子にどすん!と座るのはダメです。
袴がしわにならないように、両手でお尻をなでるように袴の折り目を整えます。
そして、そのままゆっくりと腰かけていきます。
背筋が曲がらないようにしましょう。
ゆっくりですが、流れるように座るというのが理想的な座り方です。
座った後はもちろん、背筋を伸ばしていてくださいね。
このようなふるまいをマスターすれば、他人が見ていても不快にさせることがありません。
卒園式の先生の袴まとめ
いかがでしたでしょうか?
なぜ先生は卒園式で袴を着るのか?という話や選び方のポイント、動作のポイントまで見ていきました。
マスターすればきっと素敵な卒園式を過ごせることと思います。
卒園式以降はもう会えなくなってしまう(保育に来なくなってしまう)子もいるでしょう。
しっかりと門出を祝い、別れを惜しんできてくださいね!
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