夏の風物詩である蛍。
儚い光が夜に明滅する様は、見ていると幻想的な気分になりますよね。
しかし、蛍は「見たい!」と思ってすぐに見ることが出来るというものではありません。
蛍は、見られる時期や時間帯というものがあるのです。
蛍の出やすい気候や条件なども合わせて、蛍について知識を蓄えていきましょう☆
蛍が見られる時期や時間帯って!?
蛍は夏…というイメージがありますよね。
蛍がみられる時期や時間帯について、詳しく見ていきましょう。
蛍のがよく見られる時期は、種類や地域にもよるのですが基本的には「初夏」です。
ということで真夏ではないんですね。
湿度の高い時期が、蛍にとって活動しやすい時期なので、梅雨明けくらいが見頃となります。
蛍は成虫になって、光る時期が1週間~2週間ほどしかありません。
梅雨明けをしてすぐくらいが蛍をよく見ることが出来る時期ですね。
種類で言うと、源氏蛍が見られやすい時期は5月~7月。
平家蛍は6月~8月となっていますが、地域によって多少の誤差はあります。
最初の月と最後の月は見られるかどうかは運に左右されますので、おすすめの時期の中間くらいに見に行けるとイイですよね。
では、蛍を見ることが出来る時間帯もチェックしていきます。
蛍を見ることが出来る時間帯は、だいたい夜の7時くらい~9時くらいまでですが、もう少し早い時間帯から光っているかもしれません。
しかし、夏にかけて暗くなってくるのが7時くらいと遅くなってきますよね。
やはり暗くなってからの方が蛍を見つけやすいですし、きれいに見ることが出来ます。
蛍を見に行くのなら、夜7時を過ぎてからがおすすめですね。
そして9時を過ぎてしまうと、なぜいけないのか。
それは、蛍が減ってきてしまうからです。
減ってきてしまうといっても蛍はどこかに飛んで行ってしまうとか、死んでしまうということではありません。
草や木にとまって光るのを休憩するようになってしまうのです。
光っていない蛍を見るのは…なんのために見に行っているのかわからないですよね(笑)
ちなみに蛍の休憩時間は大体2時間。
ということで、二回目の飛翔は11時くらい。
そして3回目の飛翔が2時くらい。
そのあとは朝を迎えます。
蛍が出やすい気候や条件ってあるの?
蛍も生き物ですので、出やすい気候や条件というのがあります。
それは
・風があまり吹いていない日。
・蒸し暑い日(湿度が高い日)
・曇りの日
です。
湿度が高い場所を好む昆虫ですので、川や田んぼの水面付近をよく飛んでいます。
そのあたりを中心に見ていくときっと見つかりますよ☆
蛍はどうして光るの?
蛍は光る昆虫だ!というイメージがありますよね。
しかし、光る蛍というのは源氏蛍と平家蛍だけ。
この2種類だけが光るのです。
大きくて明るい光を出すのが源氏蛍。
平家蛍は一秒くらいの明滅を繰り返します。
ではどうして蛍は光るのでしょうか?
これは、「蛍同士で会話しているから」といわれています。
自分の居場所を教えたり、オスとメスの合図のために使われていたりします。
ちなみに、飛びながら光るのは基本的にオスの蛍です。
メスの蛍はというと、草や木にとまってじっとしていながらちょっとだけ光る!という感じ。
この光は、プロポーズにも遣われるといいますね。
蛍が光るときは会話するとき(居場所を教える時)やプロポーズの時の他にも
・びっくりしちゃったとき
・びっくりさせたいとき
なんかにも光るようです。
蛍の鑑賞マナーもチェックしよう!
蛍を鑑賞するときには、マナーが大事です。
ということで、蛍の鑑賞マナーも知っておきましょう。
①光るものを持たない
スマホやカメラはやめましょう。
たまにプロっぽい人が特殊なカメラで撮影していたりしますが…。
②ゴミなどを落とさない
蛍は少しの汚れなどでも生きていかれなくなってしまいます。
生息しているエリアにゴミを落とす、食べ物を落とすなどは厳禁です。
③蚊取り線香は絶対ダメ!香水もNG
蛍も昆虫です。
ということで、虫除けは基本的に苦手です。
香水などの強い香りも苦手としている場合が多いですね。
といっても虫除けを完全になしにして夏の夜の水辺へ…というのは危険すぎます。
やりすぎない程度に虫除けをして下さい
④捕まえたり触ったりしない
蛍はとても弱い昆虫です。
映画「火垂るの墓」では捕まえていましたが、基本的に捕まえるのはNGです。
という感じです。
また、先ほどもお伝えしましたが、夏の夜の川辺(もしくは山)ですよね。
ということで、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
また、場所柄マダニや蚊などの心配もありますよね。
ということで、暑苦しいかとは思いますが「長袖&長ズボン」で行くのがおすすめです。
蛍が見られる時期や時間帯まとめ
蛍が見られる時期や時間帯、気候条件などを見ていきました。
蛍は、基本的に弱い生き物ですので、ルールやマナーを守って鑑賞するようにしましょうね。
蛍を楽しく見ることが出来るといいですね☆
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