原産国のヨーロッパでは、庶民の薬箱とまで言われるエルダーフラワー。
日本では、西洋ニワトコなんて呼ばれていますね。
白くて小さい花がたくさんつく、かわいい木なのです。
そんなエルダーフラワーは、ベランダでも育てることができるのでしょうか?
苗の育て方なども見ていきましょう。
エルダーフラワーの苗の育て方って!?
エルダーフラワーは、3mから10m位の高さに育つ木です。
マスカットのような、さわやかな香りの花を咲かせます。
この花をハーブティーにするとすごく体にいいんですよ!
更にエルダーフラワーの実(エルダーベリーです)は、ジュースやジャムにしてもおいしい!
そんなエルダーフラワー。
どうやって苗を育てたらいいのでしょうか?
苗の育て方を見ていきましょう。
まずは種まきをします。
時期は春でも秋でもOKです。
春なら3月~5月。
秋なら9月~10月に種をまくようにしましょう。
種は園芸店などで販売されてはいません。
ということで、入手するには秋になった実から取るしかありません。
実を取って、果肉を水洗いして取り除きます。
そして乾燥しておくといいですよ。
小粒の赤玉を入れた種まき用の箱を用意して、5センチくらいの感覚を開けて種をまきます。
エルダーフラワーの成長はかなり早いので、2年もすると大木になるでしょう。
苗にするには、種を取るところから始めないといけないということが分かりましたね。
これは大変そうだ!と思った方も多いかと思います。
実は、エルダーフラワーの苗は市販されています(笑)
しかも、楽天市場などのネット通販でも買えちゃいます。
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20㎝くらいの大きさのものが多いです。
根本や葉っぱがしっかりしている苗を選ぶといいそうですよ!
エルダーフラワーはベランダでも育てられる!?
エルダーフラワーを育ててみたいけど、庭がないという方もいるかと思います。
私もやってみたいなとは思いますが、10mくらいになるとか聞くと正直尻込みします(笑)
ということで、プランターなどでベランダ栽培できないものか!?
エルダーフラワーは、鉢植えでも育てることができます!
日当たりがよくて風通しのいい場所が好きなエルダーフラワーですので、ベランダでも条件に合致していたら十分育てることが出来ます。
でも、エルダーフラワーは大きくなるのが早い木です。
ということで、大き目の鉢に植えるのがおすすめです。
また、鉢植えにした後も1年~2年くらいごとに一回り大きい鉢に植え替えてあげるようにしてあげて下さい。
でも、エルダーフラワーがすくすくと育っていくと、約3m~10mになる木です。
ベランダの高さというと、高くても3mいかないくらいではないでしょうか?
となると、ベランダで鉢植えのまま育て続けるというのは、一般的なベランダであれば無理がありますね。
エルダーフラワーをなんとかベランダで育てるなら
私は、ベランダではなくてもいいので(鉢植えでOKなので)庭に植えることなくエルダーフラワーを楽しみたいと思っております(笑)
ということで、どうにかベランダの鉢植えでエルダーフラワーを育てられないか検討してみました。
エルダーフラワーは挿し木で増やすことができます。
この挿し木を使えば、どんどんと小さい状態のエルダーフラワーを鉢植えで永遠に楽しむことができるんじゃないか?と思いますよね!
エルダーフラワーは3月から9月の間に挿し木をして増やすことができるんです。
太くていい感じの若い枝を先端から15㎝くらい切り取ります。
そして苗の育て方と同様に、赤玉土の入った鉢に刺すだけ!
後は土が乾かないように水分調節をして、植え替えを頃合いを見計らってすればいいそうです。
これなららずっと、低いままのエルダーフラワーを楽しめるではないですか!(笑)
挿し木をした後のエルダーフラワー、若いエルダーフラワーでもちゃんと花をつけるのかという心配もあります。
観賞用として育てるならいいのですが、ハーブティーやシロップの原料として育てる身としては大事なことです!(笑)
挿し木をした若いエルダーフラワーでも、しっかりと花や実をつけるんだそうです。
最初の苗から育てる場合は、花が咲くまでに2年くらいかかるのだとか。
挿し木をするときは花がついている状態のものか、花のつぼみができ始めたものでやってみるのがおすすめです。
また、うっかりと挿し木をしたほうが枯れてしまった!なんてケースもないこともないそうで。
ということで、挿し木をした後も元のエルダーフラワーも残しておいた方がよさそうな感じですね。
エルダーフラワーの苗の育て方まとめ
エルダーフラワーは大きくなる木であることは間違いなさそうですが、剪定などをしていけば小さい状態で保つことも可能そうです。
お手入れもあまり必要ではなく、虫もつかないのにハーブティーやシロップにすると健康にいいというエルダーフラワー。
ベランダで育てることがなんとかできそうなので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
観賞用としても、かなりかわいくておしゃれですし香りも良いのでおすすめですよ!
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